DOG TRAINING
動物行動学、応用行動分析学
に基づいた科学的トレーニング

犬という生き物を理解し、敬意をもって接することができれば、人と犬は信頼関係を築けます。
科学的根拠に基づくアプローチで、望ましい行動を増やし、望ましくない行動を減らしながら関係を構築します。
罰を与えるトレーニングは一切必要ありません。
楽しむことが学習の最短ルートであることをご体感ください。
行動変容・行動療法


行動を分析する
従来のドッグトレーニングでは、トレーナーの経験則や不十分な根拠に基づき、「犬はこういう生き物」といったラベリングをした後、それを人間社会にあわせて矯正するという考え方が一般的でした。
現在では、成熟した科学的根拠に基づき行動分析をすることで、個体ごとの「行動のなぜ?」を解き明かし、適切なアプローチをすることが一般的になりつつあります。
当店では、動物行動学や応用行動分析学をベースとした、人道的で効果の高いトレーニングを行っています。
行動を増やす・行動を減らす
行動分析を行い「何が報酬(強化子)になっているか」の仮説を立て、実際にアプローチを始めます。
行動を減らす場合、強化子を取り除き、行動が減れば「その強化子が行動を維持させていた」ということが特定できます。
反対に、行動に強化子を伴わせることで、スムーズに行動を形成したり増やすことができます。
事前にラベリングするのではなく、行動変容が起こって初めて「行動のなぜ?」が正しく解明できるのです。
こうした行動変容・行動療法に「罰」を与える必要はありません。

行動変容について
新しい行動を獲得する、学習済みの行動を再開する、望ましくない行動をやめる、行動を修正する、といった学習による行動の変化のことを指します。
主にオペラント条件づけの「正の強化」によって行動形成し、*「負の弱化」「消去」によって行動を減らします。
*問題行動が起こりにくい環境づくりが優先です
行動療法について
不安症や恐怖症といった不安関連行動、攻撃関連行動を含む不適応行動などを対象とした心理療法の一種を指します。
基本的な環境づくりや、犬とご家族との関係構築から始まります。その後、対象の刺激に対する系統的脱感作と拮抗条件づけを実施し、不快刺激から快刺激へと再学習を促します。
また、分化強化によって望ましくない行動を減らし、望ましい行動を増加させます。
罰について
行動の直後の環境変化によって将来的にその行動の生起頻度が下がるものを指します。
■正の罰(弱化)
行動の直後に刺激が発生して行動が減る
■負の罰(弱化)
行動の直後に刺激が除去され行動が減る
罰を与えるトレーニング「正の罰」は攻撃性の増加や学習性無力感、飼い主との関係崩壊などのリスクがあるため、絶対に取り入れてはいけません。
・吠えた後にチョークチェーンを締める
・甘噛みに対して大きな音を鳴らす
・マズルを掴んで抵抗させなくする etc.

犬の暮らしを整える


問題行動を予防する
犬の問題行動は、犬を迎え入れる前の段階から考えておく必要があり、事前に専門家を付けておくことが理想的です。
また、普段の生活の中にも原因が隠れていることが多く、起こる前に原因の芽を摘むことが大切です。
■適切な社会化
■適切な生活環境
■適切なコミュニケーション
■適切な運動、遊び
■適切な栄養補給
■ストレスマネジメント
こういった様々な要素を見直し、問題行動を予防していきます。
健康増進
健康増進には、問題行動の予防に通ずる部分が多くあります。
犬と家族の関係性やコミュニケーション方法、適切な運動などによるストレスマネジメントには、多くのトレーニング技法が応用できます。
また、生活習慣や栄養素を見直すことで、免疫を活性化したり、睡眠の質を高めることが出来るため、健康に大きく寄与します。
そのほか、運動機能を維持改善したり、認知症予防のアプローチに対応しています。

トレーニングについて
初回はカウンセリング込み2時間程度かかります。
以降、状況に合わせて2週間~3ヶ月ごと、半年から1年のセッションが目安です。
[トレーニングの注意事項]
■ご家族全員の一貫したアプローチが必要です
■お部屋の模様替えをしていただく場合があります
■罰を使用することは一切禁止します
トレーニングツールについて
トレーニングに必要なツールやアイテムは、当店でも販売しておりますので、お気軽にお申し付けください。
[トレーニングツール]
■トリーツ
■トリーツポーチ
■知育玩具、その他おもちゃ
■ハーネス、リード etc.
※首輪+リードは禁止します
トレーナーより
犬は何歳でも、どんな子でも変われます。
トレーニングを通じて犬の素晴らしさを知り、尊重することが出来るようになれば、必ず未来は明るくなります。
「この子は頭が悪い」なんて言わせません。
「次はどんな経験をさせてあげようかな」と、犬との向き合い方が前向きになるようにお手伝いします。
犬との暮らしが笑顔で溢れますように。